捩れ曲がった愛

プロローグ「2人の時間(とき)」


「あ・・・ふぅ・・・いいよぉぉ」

悩ましげな声を上げる。
その甘美な声が部屋中に響き渡る。
マンションの一室。
ここでは、とある声優とそのプロデューサーが愛し合っていた。
2人は音楽を通じて知り合い恋に落ちっていった。
それは業界内では知られてはいけない事だったので、2人は身を隠すように毎月一回、ここで愛を確かめ合っていたのだ。
声優の名前を「飯塚雅弓」という。
「あぁ・・雅弓・・きみはなんてきれいなんだ・・・・」
「嬉しい、智樹・・・もっ、もっとして」
智樹と呼ばれた男はここぞとばかりに雅弓の秘唇を舐めまわす。




こすれあう音が聞こえる。
「あっ、ああああああああっ、入ってくるっっ」
「雅弓の中とても気持ち良いよ」
雅弓がしがみついてくる。
快感でおかしくなりそうなのだろう、智樹は安心させる為に唇を重ねた。
「ああっ雅弓、愛してるよ」
「私も智樹が好き、世界で一番愛してる」
お互いの愛を確か合う様に行為を続ける。
「智樹・・・・もっとして・・もっと強く」


こちらの作品はVoice.Act Vol.1に収録されております

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