捩れ曲がった愛

第三話

「白昼夢・・・・・第二の犠牲者」

 数日間は何事もなく過ぎていった。
雅弓は前にあったことが夢であって欲しかった。
しかし、現実に引き戻される。
とうとうこの日がやってきたのだ。
事務所での打ち合わせの休憩中、突然それはやってきた。
バイブレータの振動が雅弓のバックの中で着信を知らせていた。
手に取り誰の電話か確認する。
ディスプレイを見た雅弓の血の気が引いていく。
そのまま事務所のトイレに駆け込み電話に出た。
「もしもし・・・・・」
「ひさしぶり、まーちゃん」
それは今、雅弓が一番聞きたくは無い声の主であった。
「なに・・・・?、仕事中なの・・・手短にお願い・・・・・」
「仕事のオフの日は何時?デートしようかなと思ってさ・・・もちろん嫌だとは言わせないよ」
「今週の・・土曜が・・オフです・・・・・」
雅弓は震えながらそう答えた。
「あれ・・・声が震えてるね、もしかして怖いの?・・ぐふふ」
「そんなことありませんっ」
キッパリ答える雅弓、しかしその声に説得力は無い。
「じゃあ迎えに行くから・・・正午でいい?」
「はい・・・・」
「それと今回は史はいないからね」
「うん・・・・じゃあ切るね・・」
ぷちっ
「ふーーーー」
(デートか・・今回は何をやらされるのか・・・・)
この日雅弓は意気消沈して仕事に身が入らずにまた、マネージャーに怒られた。

瑛はクリトリスに爪を立てる。
雅弓の体に電撃に似たような快感が駆け巡る。
「ああっ・・・・」
思わず声を上げてしまう。
しかし、何人かはチラッと見るだけで気付いてはいないみたいだ。
「危ないなぁ・・・・もう・・」
自分でやったくせにそういうことを言う。
そして指を秘唇の中へ差し込む。
「う・・・ん・・・・あ・・・・」
雅弓は迫り来る快感を押し殺しながら必死に耐えている。
その姿が可愛くまた瑛の征服欲を増殖させる。
胸を揉んでいた手を離し雅弓の手を握り自分のペニスに持っていく。
「もうこんなになってるんだよ、まーちゃんの手でしごいてよ」
雅弓は瑛のペニスをしごき始めた。
と同時に胸への愛撫も再開された。
「うぐぅ・・う・・・あ・・・いい・・・・・・」
次第に我慢出来なくなってきた。
「もう止めて・・そうじゃないと・・・わたし・・・・わたし・・・・」
「じゃあ俺をいかせて見てよ、いかせられたら愛撫も止めてあげる」
そういわれた雅弓はすぐにしごく手のスピードをアップさせる。
「う・・・いいよ・・・その調子・・」
瑛も負けじと秘唇の指の動きを早める

「今回は志向を凝らしてこれを挿れて見ようかなってね」
瑛は車のシフトノブを指差す。
瑛の車はトラックの運転手が良くつけているクリスタル上のシフトノブが付いている。
「じょ・・・冗談でしょ・・こんなの入るわけないでしょ」
そのシフトノブは10pを軽く超えるような長いものだ。
雅弓は怖くなり体をこわばらせる。
「入れるよ・・・と言うかまーちゃんが自分で入れるんだよ、跨ってね」
「何でも言うことを聞くんだよね・・・」
「ふざけないで、嫌よ、冗談じゃない・・」
雅弓は激しく拒絶する。
しかし、それを無理やりやらせる方法を瑛は知っていた。
「ならしょうがない、ここから歩いて帰ってよ、裸でね、しかも秘密は皆に知られちゃうよ」
雅弓にとってこれほどの脅迫は他には無かった。
観念したのかシフトノブ跨ろうとする雅弓。
瑛はシフトノブにいつもの媚薬を塗り手繰った。
シフトノブは滑り怪しい輝きをかもし出している。
しかし雅弓は股間にシフトノブを擦り付けているだけで一向に入れようとはしない。
「早くしろよ、何やってんだよ」
とうとう待ちわびたのか瑛が怒鳴りつける。
そして雅弓の体を抱え無理やり挿入させようとする。
「や・・止めてっ・・・あ・・痛いぃぃぃぃ・・ひぎぃぃぃぃ・・・・」
まるで別の生き物のようにそれを飲み込んでいく雅弓の秘唇。

こちらの作品はVoice.Act Vol.3に収録されております

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