捩れ曲がった愛

第四話

「純潔・・・・奪われ行くもの・・・」

がちゃ・・・
扉を開ける音が部屋の静けさを打ち崩す。
もうこの家の主は帰ってこない。
どこか寂しい、そんな感じのする家だ。
今、ここに住んでいるのは菅野瑛(かんのえい)ただ一人だ。
一人で住むには酷く広い。
しかしその寂しさを打ち消すがごとく来客があった。
来客・・・・この家にとっては招かざる客であっただろうが。
そう、先ほど森永史(もりながふみ)と共謀して誘拐した山本麻里安(やまもとまりあ)がその客であった。
「よし、今回は俺の部屋に連れて行くぞ」
麻里安を抱きかかえている史に瑛はそう指示した。
思っていた以上に麻里安は軽かった。
デビュー当時の丸い麻里安のイメージは今はない。
しかし、過去が過去だけにやっぱり焼肉は切り離せない瑛だった。
瑛の部屋は二階にある。
こんな広い家でも昔から使っていた名残か瑛は部屋を一階に移動させようとは思わなかった。
しかし、寝る時も居間を利用することが多い瑛には部屋は必要ないのかもしれない。
そうこうしているうちに部屋に着いた。
史は手がふさがっているので瑛が扉を開けた。
瑛の部屋にはベットが一つとベットで横になりながら見れるようにと正面にテレビが置いてある。
角にはパソコンラックとオーディオが置いてあった。
ベットの上にはどこから持ってきたのか分らないテレビデオが置いてあった。
「史、麻里安をベットに」
そういわれて史は麻里安をベットに寝かせた。
そして瑛は持ってきた手錠で縛ろうとするが。
「これじゃあ、ちょっと縛りづらいなぁ」
ただベットに横たわらせただけじゃ面白くない。
瑛はしばらく考え麻里安の上半身を起した。
そしてベットの頭の部分、瑛のベットはパイプベットだがベットの頭の部分はかなり高くなっている。
そこに上半身を寄りかからせ両手首を角の柱に手錠で縛りつけた。
これで身動きが取れなくなった。
そして麻里安の足元には先ほど置いてあったテレビデオを置いた。
「そして最後にはこれを・・・・」
と自分のバッグから注射器のようなものを取り出した。
それを見た史はさすがにヤバイと口を挟む。

そして瑛はテレビデオの電源を入れ再生ボタンを押した。
麻里安はそのテレビデオから流れてくる映像に絶句した。
それは最近トライアングルセッションで共演している、雅弓のあわれもない姿が映し出されていた。

(あなたのペニスが欲しいのっ、私のお○んこにあなたのペニスを入れてください・・・うぅぅ・・)

卑猥な言葉を恥じらいもなく叫ぶ雅弓。
その甘美な姿に、麻里安は言葉を失い食い入るように見入っていた。
テレビデオの音を聞いてやっと史は目を覚ました。
「あ、麻里安ちゃん、目を覚ましたんだね」
史は、まったく毒気のない言葉で麻里安に話しかけた。
麻里安は自分の世界に入っていたが話しかけられたことにより現実に引き戻された。
「な・・・な・・・何よこれは、どういうことなの、答えてっ」
誰にでも分るくらい声が震えていたが麻里安は精一杯強気な口調で瑛たちを問いただした。
「そんなの見たまんまさ」
そういって瑛は史を連れて部屋を出た。
なんで二人は部屋から出て行ったのだろうか。
麻里安は半ば覚悟をしていたが拍子抜けだった。
それよりビデオの内容である。
瑛たちがいなくなってもビデオは動いたままだ。
(雅弓ちゃん、なんでこんなに・・・・レイプされてるのに・・・・)
また麻里安は食い入るようにビデオを見始めた。
雅弓の秘唇に男のペニスが出入りする所がアップで映されている。
(あ・・・あれ・・・どうしたんだろう?)
知らず知らずのうちに麻里安の秘唇も愛液でびちょびちょになっていた。
麻里安は媚薬のことは気が付いてはいないが体はイヤでも反応してしまう。
(そんなに気持ちいいのかなぁ、でも初めては絶対好きな人とでなきゃ・・・・)
麻里安は秘唇が疼くのか必死に足をくねくねさせている。
しかし、目線はテレビデオから決して離れない。
「ああああ、だめ、なんで、なんでこんなに・・・・あああああ・・・・」
しかし、体は正直だ。

「いやぁぁぁぁ、約束が違うじゃない、やめてっ、おねがいだからぁぁぁぁ」
しかし、瑛はまったく耳を貸さない。
最後の抵抗を試みようと体を動かそうとするが史のアナルSEXで体が言うことを利かない。
瑛はゆっくり麻里安の腰を落としていった。
史も打ち合わせどおりに腰を下げる。
そう、これはすべて仕組まれたことだったのだ。
「だめぇぇぇ、お願いだからぁぁぁ、なんでもするから、それだけは、ね」
とうとう瑛の亀頭と麻里安の秘唇が触れ合う位置まで腰が落ちてきた。
「うぐ、うう、お願いだからぁ・・・うううう・・・・・」
麻里安は泣き出してしまった。
それがまた瑛の心に火をつけた。
そして一気に麻里安のまんこにペニスを打ちつけた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ、だめぇぇぇぇぇぇぇぇ」
麻里安の絶叫が部屋にこだました。
それはなんとも痛々しいものだった。
「う・・・急にきつくなってきた」
史は顔を顰めてうめいた。
ペニスが2本も入っているのだ、圧迫されて当然である。
「痛い、痛い、抜いて、ああああああああああ」
生まれて初めてのセックスが二本挿し、しかもレイプである。
麻里安は涙をこぼしながら懸命にこらえた。
「すごい、締め付け・・・・これが処女マンかぁ・・・」
瑛のペニスが赤く染められている。
それは麻里安の純潔の証であった。
「ひぎぃぃぃぃぃぃ、痛いぃぃ、うぐぅぅぅ」
これ以上無いくらい悲鳴を上げ痛がっている。
それらが瑛をさらに興奮させた。
史のほうも懸命に腰を動かしている。
「だめだ、もういきそうだよ」
史の腰の動きがさらに激しくなった。
「あああん、だめ・・・痛い・・・・・」
まだ麻里安は痛がっている。

こちらの作品はVoice.Act Vol.4に収録されております

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